主題2.11：ファイル共有サービス

2.11.1 Sambaの設定と管理

/etc/samba/smb.conf

[global]セクションで使用される全般設定に関わる主な設定項目

[global]セクションにて使われるマスターブラウザ関連の主な設定項目

[global]セクションで使用される認証設定に関わる主な設定項目

[global]セクションで使用されるパスワードに関わる主な設定項目

[global]セクションで使用されるログ設定に関わる主な設定項目

[global]セクションに記述するWinbind関連の主な設定項目

SambaサーバをActive Directoryドメインに参加させる際に必要な主な設定項目

[homes]、[printers]、任意の名前のセクションで使用される主な設定項目

関連コマンド

samba-toolコマンド

samba-tool サブコマンド

smbpasswdコマンド

smbpasswd [オプション] [Sambaユーザ名]

pdbeditコマンド

pdbedit [オプション] ユーザ名

testparmコマンド

testparm [オプション] [設定ファイル]

setfaclコマンド

setfacl オプション ファイルまたはディレクトリ名

netコマンド

リモートのWindowsマシンを管理できる
net [オプション] [プロトコル] サブコマンド [オプション]

net ads join -U ユーザ名
・Active Directoryドメインに参加
・ユーザ名にはコンピュータを追加する権限があるActive Directoryのユーザを指定

smbclientコマンド

SambaサーバやWindowsホストの共有リソースにアクセスする
smbclient [オプション] [//サーバ名/共有名]
smbclient [//サーバ名/共有名] [オプション]

smbcontrolコマンド

smbd、nmbd、winbinddにメッセージを送ることができる
smbcontrol [対象] [メッセージタイプ]

nmblookupコマンド

nmblookup [オプション] NetBIOS名|IPアドレス|ワークグループ名

マスターブラウザとはブラウザリスト（Windowsネットワーク内にあるコンピュータのリスト）を管理するコンピュータのこと

Samba3とSamba4

Samba3とSamba4の主な相違

Samba3,Samba4で基本的なサービスを提供するデーモン

2.11.2 NFSサーバーの設定と管理

NFSサーバ

/etc/exportsファイルの書式とオプション

ディレクトリ名 ホスト名（オプション） ホスト名（オプション） …

エクスポート（公開）されているディレクトリをマウント

mount [-t nfs] [-o マウントオプション] NFSサーバ名：エクスポートディレクトリ マウントポイント

関連コマンド

exportfs
exportfs [オプション] [ホスト名：ディレクトリ名]

showmount
showmount [オプション] [ホスト名]

nfsstat
・NFSの統計情報を確認する
・引数を指定しないで実行した場合はNFSサーバ側とクライアント側の情報、およびNFSとRPC両方の統計情報を出力する。

rpcinfo
・RPC（Remote Procedure Call）
・稼動しているRPCサービスを確認することが出来る。

デーモン

・portmap（portmapper）　：サーバとクライアント側両方で必要
RPCプログラム番号をTCP/IPポート番号に変換するデーモン

・nfsd　：サーバ側で必要
ファイルシステムのエクスポートやNFSクライアントからの要求などを処理するNFSの中心となるデーモン

・mountd　：サーバ側で必要。
NFSクライアントからのマウントおよびアンマウント要求を受け付けるデーモン