2.10.1 Postfixの設定と管理
Postfix関連コマンド
Postfixの制御
postfix サブコマンド
Postfixのメールキューに関するコマンド
Postfixの設定内容を確認するためのコマンド
postconf -n → デフォルトの値から変更されている設定項目のみを表示
「/etc/aliases」ファイルの変更を反映
newaliases
Postfix関連の設定ファイル
/etc/postfix/main.cf
設定項目 = 値[,値]
TLS関連
「/etc/aliases」ファイル
アカウント名: 受け取りユーザ名[,受け取りユーザ名 …]
「受け取りユーザ名」にはユーザ名以外にも、以下のような別名を指定することが出来ます。
SMTP
SMTPコマンド
・HELOまたはEHLO
SMTPセッションを開始
・MAIL FROM
差出人を指定
・RCPT TO
宛先を指定
・DATA
本文を入力
・QUIT
SMTPセッションを終了
SMTPサーバからの応答コード
220:サービス準備が完了した
250:要求された処理が完了した
235:認証が成功した
221:送信チャネルを閉じる
2.10.2 Dovecotの設定と管理
Dovecot(ダブコット)
Dovecotとは
POP3/IMAPをサポートする、多くのディストリビューションで導入されているMRAです。Maildir及びmbox形式のメールボックス、SSL/TLS対応のPOP3SおよびIMAPSもサポートしています。
Dovecot2.xの設定ファイル
デフォルトでは「/etc/dovecot/dovecot.conf」+「/etc/dovecot/conf.d/*.conf」となっています。
以下はDovecotの主な設定ファイルです。
「/etc/dovecot/dovecot.conf」:メインの設定
・listen
→接続を待ち受けるアドレスを指定
・protocols
→使用するプロトコルを指定
「/etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf」:ユーザ認証の設定
・auth_mechanisms
→認証方式を指定
「/etc/dovecot/conf.d/10-logging.conf」:ログ関連の設定
「/etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf」:メールの配送関連の設定
・mail_location
→Dovecotのメールの格納方法および格納場所の指定
「/etc/dovecot/conf.d/10-master.conf」:基本動作の設定
「/etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf」:SSL/TLS関連の設定
「/etc/dovecot/conf.d/20-imap.conf」:IMAP関連の設定
・mail_max_userip_connections
→同一IPとユーザから接続できる最大数を指定する
「/etc/dovecot/conf.d/20-pop3.conf」:POP3関連の設定
・mail_max_userip_connections
→同一IPとユーザから接続できる最大数を指定する
doveadmコマンド
doveadm サブコマンド
doveconfコマンド
doveconf [オプション]